脱毛すると硬毛化して毛が濃くなる?原因と対策・治し方まとめ
「脱毛したらムダ毛が濃くなった!」という話を聞いたことはありませんか?
これは「硬毛化」といって、脱毛後に施術前よりも太く、濃い毛が生えてくる現象です。
ツルツルになりたくて脱毛を始めたのに、逆にボーボーになってしまうなんて絶対にイヤですよね。
ごくまれにしか起こらない現象ですが、硬毛化はちゃんと対策をすれば防げる上に、治すこともできるんです。
今回は何としてでも避けたい硬毛化について詳しくお話します。
硬毛化が心配で脱毛に踏み切れない方や、硬毛化でお悩み中の方必見ですよ!
そもそも硬毛化ってナニ?
硬毛化とは、脱毛のレーザーや光のエネルギーが与える刺激によって、脱毛を始める前よりも太くて長い毛が生えてくることをいいます。
わかりやすく例えると、うぶ毛が生えていたところにワキ毛のような太くて目立つ毛が生えてくる状態です。想像するだけでゾっとしますよね。
レーザーや光を利用する脱毛なら、どんな脱毛法や機械にも起こる可能性があります。手軽に使える家庭用脱毛器も注意が必要です。
具体的な硬毛化のサインは3つ
- 脱毛後、1〜3ヶ月後くらいで起こる
- 細くて柔らかい毛が濃く目立つようになってきた
- うぶ毛以外の部位にはしっかり脱毛効果が出ている
上記3つに当てはまる場合は、硬毛化が起きているかもしれません。
セルフチェックでは判断が難しいので、不安な人は脱毛を受けたクリニックやサロンに相談してみましょう。
脱毛で毛が増える!?多毛化という症状もある
多毛化とは、レーザーや光脱毛後にムダ毛の本数が増える、もしくは増えたように感じる症状です。
私たちの身体にある毛穴の数は生まれた時から決まっています。
このため、急激に毛量が増えることはまず考えられません。
ごくまれに、脱毛の刺激で元々毛が生えていなかった毛穴が活性化され、ムダ毛が生えるようになることがあります。
しかし、ほとんどは産毛が硬毛化して目立つようになって多毛化したと感じるケースなので、実際に毛量が増える確率はかなり低いです。
脱毛で多毛化することはめったにないので、安心してくださいね!
何が原因で硬毛化するの?
硬毛化のはっきりとした原因はまだ解明されていません。
今もっとも有力なのは「弱い熱が毛の細胞を活性化させて硬毛化する」という説です。
脱毛のレーザーや光は、毛のメラニン色素(黒い色)に反応して熱に変わり、その熱が毛根にダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。
この時、毛が太ければ太いほど毛の色が濃いので熱が発生しやすく、簡単に毛を処理できます。
しかし、細いうぶ毛はメラニンが少なく、弱い熱しか発生しません。
弱い熱は毛根にダメージを与えるのではなく、程よい刺激を与えて活性化させることによって、毛が太く濃くなることがあります。
これが硬毛化の原因とされているので、元々うぶ毛が生えている部位にしか硬毛化は起こりません。
脱毛するためのレーザーや光で、本来の目的と真逆の効果が出てしまうのは本当に不思議ですよね。
もしかしてこの症状って硬毛化…?
脱毛すると即ツルツルになるイメージがありませんか?
でも、うぶ毛は色素が薄く脱毛の効果が出にくいため、施術時に生えていた毛が脱毛後になかなか抜けず、そのまま伸びてしまうことがあります。
この場合、施術前に剃ったことにより断面が広く・太く見える毛が伸びてくるので、脱毛の刺激で毛が太くなったと勘違いしてしまう方が多いのです。
硬毛化は脱毛直後に判断できるものではなく、施術後1〜3ヶ月程で徐々に症状が出てくることがほとんどです。
脱毛直後に生えてきた毛すべてを「硬毛化したのかな?」と心配しなくても大丈夫です。
硬毛化しやすい部位はどこ?
先ほどもお話した通り、硬毛化しやすい部位は全身の中でも元々ムダ毛が薄く、うぶ毛や細い毛が生えているところです。
- 顔(鼻の下、口周り)
- うなじ
- 肩
- 二の腕
- 背中上部
- お腹
- お尻
- 太もも
鏡で自分の肌を見ると、普段は見えない部分にうぶ毛が多かったりしますよね。
脱毛したいパーツの硬毛化が心配…という方は、事前のカウンセリング時にしっかりその旨をスタッフに伝えておきましょう!
ちなみにワキやVIOなど、元から毛が濃くて太い部分はほとんど硬毛化しないので安心してくださいね。
どのくらいの確率でムダ毛は濃くなる?
硬毛化の確率は、部位や使用する脱毛機によって異なりますが、脱毛を受けた方全体の約0.3〜10%とされています。
この確率は医療レーザー脱毛でも、エステのフラッシュ脱毛(光脱毛)でもほぼ同じなので、どこで施術を受ける場合も硬毛化が起こる可能性はゼロではありません。
脱毛前はここに注意!硬毛化の対策をご紹介
硬毛化は、毛質と肌質をしっかり見極めた上で照射を行えば防ぐことができます。
照射パワーを調節したり、脱毛機器を状況に応じて変えるなど、豊富な実績と技術があると安心して施術を受けられます。
これから脱毛を始める方はぜひ参考にしてくださいね。
対策①脱毛実績の高いクリニックを選ぼう
硬毛化が不安な方は、クリニックのレーザー脱毛を選ぶことをオススメします。
脱毛サロンは料金が安く、痛みも少ないというメリットがありますが、もし硬毛化してしまった時に適切な対応が難しいというデメリットもあります。
脱毛実績の高いクリニックなら、毛質や肌質に合わせた最適な施術を受けることができるので、硬毛化しやすい部位もリスクを最小限に抑えられます。
万が一硬毛化した時もクリニックなら経験豊富な医師や看護師が対応してくれるます。
脱毛サロンより高い料金も、硬毛化リスクがグッと下がる保険と考えれば納得できるのではないでしょうか。
対策②硬毛化保証がある脱毛クリニックを選ぶとさらに安心
せっかく高いお金を払ってクリニックでレーザー脱毛を受けたのに、硬毛化して追加料金が必要になると、想定していたよりはるかに高額な支払いが必要になることも…。
でも、硬毛化保証がついているクリニックなら、コース終了後でも硬毛化した部分があれば無料で期間を延長して照射してもらえるんです!
たとえばリゼクリニックでは、1年間再照射の無料保証を付けています。
これは他院と比べてとても手厚い保障です。
公式サイト内でもきっちり硬毛化リスクについて説明されており、患者目線のクリニック体制であることが感じられます。
保証があるクリニックは硬毛化に細心の注意を払っており、自信をもって技術を提供しているので、より安心して脱毛できますよ。
気になっているクリニックがある方は、前もって保証が付いているかチェックしてみてください。
>>>硬毛化保証付き!リゼクリニックの公式HPはコチラ
対策③硬毛化リスクが低い蓄熱式脱毛機があるクリニックを選ぼう!
100%完全に硬毛化を避けることは難しいですが、数多くある脱毛機器の中でも、蓄熱式脱毛は硬毛化リスクを抑えながら産毛を効果的に脱毛することができます。
- メディオスター NeXT PRO
- ソプラノアイス・プラチナム
蓄熱式脱毛は、毛を成長させる毛根を刺激することなく、発毛の大元になるバルジ領域という部分に熱を伝えて破壊する方法です。
バルジ領域にダメージを与えると発毛に必要な組織が生まれなくなり、毛の成長をストップすることができるという新しい理論に基づいて作られました。
バルジ領域は毛根よりも浅く、皮膚に近い位置にあるので、低温の熱でもダメージを受けやすく、照射パワーが弱くても硬毛化リスクを抑えながら高い脱毛効果が期待できます。
蓄熱式脱毛は硬毛化だけでなく、痛みや肌トラブルを大幅に軽減できるというメリットもあります。
こんな人は硬毛化に要注意!
医学的に証明されているワケではありませんが、硬毛化した方の統計を見ると以下の共通点があります。
- 実は痛みに弱いが、施術の時はついガマンしてしまう人
- ホルモン治療中の人
- 脱毛後に肌の赤みやかゆみが続いてしまう人
- 日焼けや炎症の強いニキビなどの肌トラブルがある人
これらの条件に当てはまる人は肌ストレスが大きい状態です。
使用する脱毛機器や施術当日の体調なども関係してきますが、総じて言えるのは「肌ストレスを持っている時に脱毛すると硬毛化しやすい」ということ。
該当する人は脱毛前に医師やスタッフに必ずその旨を伝え、無理のない範囲で施術を受けるようにしましょう。
硬毛化は治せます!ムダ毛が太くなったと感じた時の対処法4つ
もしムダ毛が硬毛化してしまったら、一生剛毛のまま過ごさなきゃいけないの…?と心配になりますよね。
でも大丈夫!きちんと対処すれば硬毛化は治せます。
ここでは硬毛化の治し方を4つお伝えしていきますね。
脱毛サロンでは硬毛化の保証がなかったり、適切な処置を行えないところがほとんどなので、もし硬毛化してしまったら医療クリニックに相談することをオススメします。
①脱毛機の出力を上げて照射してもらう
ほとんどの医療脱毛クリニックでは、硬毛化したことが分かると脱毛機の照射パワーを上げてもらえます。
硬毛化によって太くなった毛はメラニン色素が増えているので、レーザーが反応しやすくなり、出力を上げると脱毛効果が高くなるからです。
ただ、脱毛機の出力を上げると、痛みや赤み、ヤケドなどのトラブルが起こるリスクがあるので、肌が弱い方は事前にスタッフとよく相談して下さい。
②自分の肌や毛質に合った脱毛機に変える
脱毛機は機械ごとに波長が異なり、レーザー脱毛では3種類ほどの波長が使われています。
まだ詳しく解明されていませんが、その中でも人によって硬毛化しやすい波長や照射パワーがあるようです。
波長が変わるとレーザーが届きやすい距離が変わるので、1つの機械で硬毛化してしまった場合は機械を変え、違う波長でアプローチすると良い結果が出ることがありますよ。
③一時的に硬毛化した部位を放置して、脱毛をお休みする
硬毛化の症状は、いったん施術をお休みすると毛根が元の状態に戻り、落ち着くことがあります。
レーザーや光の刺激を与えないことで毛の細胞が元に戻るからではないかと考えられています。
だいたい半年〜1年ほど脱毛せずに様子を見る方法なので、「一刻も早くなんとかしたい!」という方は他の方法を試してくださいね。
④どんな毛も一発KO!ニードル脱毛をする
ニードル脱毛はレーザー脱毛やフラッシュ脱毛のように光を使って施術するのではなく、毛穴1つ1つに針を刺してから電流を流していく方法です。
どんな毛でも1度で毛根を破壊できるので、確実に脱毛できます。
痛みが強く、料金も1本あたり100円ほどかかることが多いので、広範囲の脱毛には不向きですが、今すぐ硬毛化した毛を無くしたい方にピッタリの治療法と言えるでしょう。
気になっちゃうけど…硬毛化した毛を抜くのは絶対NG!
硬毛化した毛は太くて目立つので、気になって思わず毛抜きで抜いてしまいたい衝動に駆られるかもしれませんが、それは絶対にNGです。
この理由は、毛抜きで処理すると毛の「毛周期」と呼ばれる成長サイクルを乱してしまうからです。
その後の脱毛効果にも悪影響が出てしまうので、気になる時はシェーバーなどを使って処理しましょう。
硬毛化まとめ
硬毛化しやすいのは、うなじ・背中・二の腕・肩まわりなど、細くて柔らかいうぶ毛が生えている部位です。
「もし硬毛化して剛毛になっちゃったらどうしよう」と不安になる方もいると思いますが、実際に硬毛化が起きる確率は非常に低く、もし起きたとしてもきちんとした対処をすれば治せます。
さらに万が一のことを考えて、手厚く硬毛化の保証を行なっているクリニックを選ぶとより安心ですよ。
正しい知識を身につけて、憧れのツルツル素肌を手に入れましょう!